割と簡単な作業!
こんにちはchessinuです。
街中で駐車をする時に、サイドスタンドって結構便利なので頻繁に利用しますよね。
でもそのサイドスタンドが「どの様に取り付けてあるのか」を意外と知らなかったりします。
もちろん自分も知りませんでした!
しかし頻繁に使用するのであれば、やはり最低限のメンテナンス作業を行ったほうがいいと考えました。
ということで、今回はスーパーカブ110(JA44)に元々取り付けてある「純正サイドスタンドの取り付け方と取り外し方」を紹介していきます。
サイドスタンドを取り外す理由
スーパーカブのサイドスタンドを取り外す理由としては、以下のことが挙げられます。
- 定期的な清掃・点検作業
- サイドスタンドを取り替える(交換)
定期的な清掃・点検作業
サイドスタンド自体のメンテナンス(掃除・グリス注入)はもちろんのこと、サイドスタンドを取り外すことにより、その周辺の掃除もしやすくなります。
またサイドスタンドが劣化していないか?などの点検作業もすることができます。
サイドスタンドを取り替える
またサイドスタンド自体を「純正品」または「他社製品」の物に新しく取り替える事ができます。
やはり日常的に使用していると、どんなにメンテナンス作業をしたとしても、製品自体の劣化は避けられないですからね。
必ずいつかは新しく交換する必要が出てきます。
ちなみに別の記事で、スーパーカブの純正サイドスタンドから「パワー(強化)サイドスタンド」への交換方法を紹介しています。ぜひこちらも合わせて参考にしてみてください!
サイドスタンドを取り外すのに必要な工具
それでは次に、スーパーカブのサイドスタンドを取り外すのに必要な工具を紹介します。
今回自分が使用した全ての工具は以下のとおりです。
- スプリングフック
- 17mmスパナ&17mmメガネレンチ
スプリングフック
スーパーカブの純正サイドスタンドを取り外すには、まず裏側に取り付けてあるスプリングを外さなければいけません。
その時に使用するのがこちらの「スプリングフック」です。
このスプリングフックの先の曲がっている「ツメ部分」をスプリングに引っ掛けて取り外します。
イメージ的にはこんな感じでスプリングに引っ掛けます。ちなみにこのスプリングの正式な名称は「リターンスプリング」です。
整備に慣れている人であればスプリングフックを使用しなくても取れることは取れますが、自分のような整備初心者の方は必ずこちらの工具を用意した方が良いです。
またはハンガーの先を利用して取る方法などもありますが、何にせよ素手で取り外そうとするのだけは絶対に止めてください。
最悪の場合、手や指をリターンスプリングに挟まれて大怪我する恐れがあります。
17mmスパナ&17mmメガネレンチ
リターンスプリングを取り外した後は、車体にサイドスタンドを留めている「サイドスタンドピボットナット」や「サイドスタンドピボットボルト」を取り外す必要があります。
その時に使用するのがこちらの「17mmスパナ」と「17mmメガネレンチ」です。
自分の場合はメガネレンチでナットを抑え、スパナでボルトを回して取り外しました。
イメージ的にはこんな感じです。
またはメガネレンチとスパナを反対にセットして作業を行ってもいいと思います。
まぁ自分が作業しやすいよう、その都度色々と試して変えてみてください!
サイドスタンドの取り外し作業
それではサイドスタンドの取り外し方の作業手順を紹介します。
HONADA公式のサービスマニュアルによると、以下の手順で取り外すよう指示がされています。
- リターンスプリングを取り外す
- ピボットナットを取り外す
- ピボットボルトを取り外す
リターンスプリングを取り外す
まずは先ほど紹介した「スプリングフック」で、リターンスプリングを取り外します。
おそらく、今回の全作業工程の中でここが一番難しいと思うかもしれません。しかし実際にやってみると意外と簡単に取れたりします。
単純にスプリングフックをリターンスプリングの先に引っ掛けて、ねじるような感じで取り外すだけです。
拡大するとこんな感じです。
この状態で、上手い具合にクルンッと動かしリターンスプリングを取り外します。
言葉では非常に説明しづらいのですが、実際に手を動かしてみると分かりやすいと思います。
そうして取り外したリターンスプリングがこちらになります。
ピボットナットを取り外す&ピボットボルトを取り外す
サービスマニュアルの手順では、まず表側のピボットナットを取り外してから、裏側のピボットボルトを取り外すみたいな感じで書いてありました。
しかし自分は17mmメガネレンチと17mmスパナを使用して、ピボットボルトを先に取り外しました。まぁボルトが芯の様になっているので、ボルトが抜ければ自然にナットも取れますからね。
ちなみに裏側のピボットボルトを回す時は、表側から見た場合「時計回り」に動かして取り外します。つまり下の画像のスパナを時計回りに動かして外します。
まぁどの様な手順でも外せればいいと思うので、各自好きな方法で行ってください。ここはそれほど難しい作業ではありませんでした。
ただし注意点としては、このピボットナットの締め付けトルクが「59N・m」と結構固く締められているので、ある程度力をかける必要があります。
ナットを回す際の反動などで怪我をしないよう、十分に気を付けながら作業をしてください。
サイドスタンドの取り付け作業
サイドスタンドを取り外して清掃や点検をした後、再びサイドスタンドをスーパーカブに取り付ける手順を紹介します。
紹介すると言っても、先ほど行った取り外し作業と「逆の手順」で行えばいいだけなのでとても簡単です。
- ピボットボルトを取り付ける
- ピボットナットを取り付ける
- リターンスプリングを取り付ける
ピボットボルトを差し込みピボットナットを締め付けた後、最後に再びスプリングフックを使用し、リターンスプリングを元の場所に取り付けます。
ちなみにこのピボットナットの締め付けトルクは「59N・m」です。
もしトルクレンチがない場合、ピボットナットを取り外す前に、元の締め付けの強さをだいたいの感覚で覚えておく必要があります。
終わりに
事前に必要な工具さえ揃えておけば、サイドスタンドの取り付け&取り外し作業自体はとても簡単に行えます。
興味がある方はぜひ挑戦してみてください!
以上でこの記事は終わりとなります。
さようなら~
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