相場はどれくらい?
こんにちはchessinuです。
去年の12月、スーパーカブやGB350などのバイクを保管するためにバイクガレージを建てたのですが、その時にケチって「電気工事」は行いませんでした。
まぁ最初は電気を引かなくても特に問題ないかなぁ~なんて思っていたのですが、やはりバイクの「整備作業」や「メンテナンス作業」をする時にガレージ内で電気が使えないのはとても不便でした。
と言うことで今回はバイクガレージ内に電気を引き、「コンセント」と「照明器具」を取り付けた時の費用やその方法について紹介をします。
車やバイクのガレージへ電気を引こうと考えている方は参考にしてみてください。
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ちなみに電気工事をした後に「DIY棚作り」も行ったので、興味のある方はそちらの記事も合わせて参考にしてみてください。
電気工事って自分で出来るの?
結論から言うと「デキます」。
ただし自宅の(バイク)ガレージに電気を引くには、国家資格である「第二種電気工事士」の資格を持っていないと電気工事を行うことがデキません。
もし資格を持っていない状態で勝手に電気工事を行った場合、「電気工事士法」により「3万円以下の罰金又は3カ月以下の懲役」に科せられます。
つまり自分でガレージの電気工事を行う場合は、第二種電気工事士の「学科&技能試験」に合格をして資格を取得しておく必要があります。
だからと言って、「よし、じゃあ今から資格勉強をしよう!」なんて思う人はほとんどいないので、一般的には「電気工事士」に頼んで電気工事を行ってもらうことになります。
ただし中には趣味で勉強して資格を取る人もいたりします。
なのでまぁここら辺に関して興味のある方は、第二種電気工事士資格における「虎の巻的存在」である、こちらの有名な参考書で勉強をしてみてはいかがでしょうか。
「筆記試験対策」はこちら。
「技能試験対策」はこちら。
バイクガレージに電気を引く目的
- 整備作業時の照明
- 整備作業時に使用する道具の電源
- 厚さ&寒さ対策
整備作業時の照明
個人的にバイクガレージに電気を引く一番の理由は、整備作業をする時の「照明」が欲しかったからです。
と言うのもバイクガレージに電気を引いていなかった時は、「窓」や「シャッター」を開けて外の光を取り入れながら作業を行っていました。
しかし日中であればそれでもギリギリ良いのですが、帰宅して夜に作業をしようと思った時に蛍光灯などの「照明」が無いと、懐中電灯などで手元を照らしながら行わなければならないので不便極まりないです。
また日中でもこれからの季節は、シャッターを開けっ放しにしておくと「蚊」などが入ってくるのも非常に鬱陶しいです。
なのでバイクガレージに電気を引き、そして照明を取り付けてからは、本当にガレージ内での作業が「快適」になりました!
整備作業時に使用する工具の電源
バイクガレージに「コンセント」を取り付けることで、整備作業時に使用する電動工具の電源としてはもちろんのこと、その他にもノートPCや携帯の充電など様々なことに利用できます。
ただし今回の工事で取り付けたのは「100V」の電源だけなので、整備ガチ勢やプロが使うような「200V」を必要とする工具などは当然使用することが出来ません。
まぁ使用することも特に無いと思いますが(笑)
厚さ&寒さ対策
バイクガレージを設置してある場所にもよりますが、基本的にバイクガレージ内は「夏は熱くて冬は寒い」という過酷な環境になることが多いです。
例えばまだ夏に入っていない6月中旬でさえ、バイクガレージ内の温度は余裕で「30°以上」になります。
ちなみにこの時の外の温度は「29°」ぐらいだったので、単純に比較してガレージ内と「約6°」も温度差があります。
ということから分かるように、ハッキリ言って夏場のガレージ内は本当に「地獄」みたいな環境なので、バイクの整備作業をやってたら「熱中症」でサヨナラなんて事態にも成りかねません。
なので「扇風機」などを持ち込んで使用できるようになるので、それだけでもだいぶマシになると思います。
ただ理想を言えばガレージ内に「エアコン」を取り付けるのが一番良いと思いますが、まぁ色々と準備が大変そうなので、しばらくは扇風機で我慢することにします。
電気工事を行うまでの流れ
バイクガレージに電気工事を行うまでの、「一連の流れ」について紹介をします。
- 電気工事業者を探す
- 現場を確認&費用計算
- 電気工事開始
電気工事業者を探す
当然のことですが、まず一番最初にやることは「電気工事業者」を探すことです。
それで探し方に関してなんですが、基本的に以下の方法が考えられます。
- ホームセンターで聞く
- ネットで探す
- 街の電気屋で探す
そしてこの時に大切なことは、必ず「複数の業者」に見積もりをとってもらうことです。
なぜなら工事業者によって提示してくる「金額」や「工事方法」が全然違ってくるので、必ず複数の業者に見積もりを依頼し、それを比較して決める必要があります。
面倒ですがそうしないと、業者側に足元を見られふっかけられる可能性が高くなります。
なので自分の場合はホームセンターやネットなどで探した「4つの業者」に、実際に現場に来て見積もりを出してもらいました。
現場を確認&費用計算
そして約束した日時に現場に来てもらい、実際に調査して「工事費用の見積もり」を出してもらうことになります。
それで工事費用の算出方法についてですが、これは依頼側の「環境」や「条件」によって全く変わってきます。
- 電気の取り方
- ガレージまでの距離
- 何を取り付けるのか
電気の取り方に関しては「屋外コンセント」などから電気を分岐させて引っ張ってくるのか、または「分電盤」から電気を引っ張ってくるのかにもよって金額が変わってきますが、基本的に「分電盤」から引っ張ってくる方が費用は高くなります。
また電気を引っ張る場所からガレージまでの「距離が長い」ほど費用は高くなっていきます。
そしてコンセントや照明を取り付ける個数、及び場所や方法などにもよって費用が全然変わってきます。
なので結局のところ、実際に電気工事業者に見積もりをとってもらわない限り、「正確な費用」なんて全く分からないということです。
ちなみに自分のガレージの電気工事に掛かった費用は後ほど紹介します。
電気工事開始
それで業者側とのやりとりで費用や施工時期が決まったら、いよいよ電気工事が行われます。
ちなみに自分の場合は電気工事士が一人来て、「3時間」ぐらいで全ての作業が終わりました。
これが遅いのか早いのかは全く分からないです笑
バイクガレージの電気工事作業
それでは実際のバイクガレージの電気工事作業の様子を紹介します。
- コンセント取り付け
- 照明(シーリングライト)取り付け
そして今回電気を引くバイクガレージはこちらになります。あまり掃除していなかったので、中が散らかっていますが気にしないでください笑。
ちなみにバイクガレージは「約10平米(≒6畳)」になります。
そして電気を引く方法ですが、既に「屋外防水コンセント」がガレージの近くにあるので、そこから分岐させて電気を取ります。
コンセントからガレージまでの地面が土なので、電気工事士がシャベルみたいな道具で穴を掘って配線を埋めました。
コンセントからバイクガレージまでの距離は「2m」ぐらいなので、穴掘り作業自体はそこまで大変ではなかったそうです。
配線が地上に出たら、バイクガレージの「雨樋」に配線を沿わせていきます。
ちなみにこのバイクガレージには「配線を通す用の穴」が元から開いていました。
なのでそこを利用してガレージ内に配線を通しています。
ガレージ内の壁に配線を沿わせていきます。
ダブルコンセントを1つ取り付けたのですが、ビスで壁に固定しないようにお願いしました。
理由は単純に壁に穴を開けずに、自分で好きな場所にシールなどを利用して固定したかったからです。
なのでこの様な裏側が「マグネット」で表側が「シール」になっている便利な製品があるので、これを利用してコンセントを固定しようと考えています。
問題発生
それで最後にシーリングライトを取り付けるのに必要な「引っ掛けシーリング」という器具を、ガレージの天井に取り付ける事になっていたのですが、ここである「問題」が発生しました。
それはガレージの天井が「めちゃくちゃ熱い」ということ。まだ本格的な夏前だと言うのに、天井を触っていると本当に火傷しそうなぐらい熱いので、ここに引っ掛けシーリングを取り付けても大丈夫なのか心配になりました。
また冬場の「結露問題」も考えられたので電気工事士と相談した結果、直接天井にビス留めする事はやめ、「木材」を使用して固定することにしました。
これならば直接天井と触れることもないので、夏の「熱さ問題」と冬の「結露問題」も同時に解決することができます。またビスで木を留めているだけなので、自分で「メンテナンス」が簡単にできるのも良いと思います。
バイクガレージの電気工事の総費用
今回掛かった電気工事費用は税込で「約34,500円」となり、その内訳は以下のようになります。
- 配線1mに付き1,500円
- コンセントが一個で8,000円
- 引っ掛けシーリングが一個で4,000円
- シーリングライトが一個で4,000円
- その他諸費用で2,000円
配線は合計で「11m」だったので、費用としては「16,500円」になりました。
コンセントは2口を一個取り付けたので「8,000円」、これが微妙に高い気がします。
引っ掛けシーリングは一個取り付けたので「4,000円」。
LEDシーリングライトは業者に頼まず、自分でAmazonで購入したので「4,000円」と安く済みました。
その他に木材などの諸費用が「2,000円」。
と言うことで、合計金額は税込で「約34,500円」でした。
間に「紹介業者」を挟まずに、直接電気工事士とやり取りして契約をしたので、通常より安い費用で済みました。
某大型ホームセンターで見積もりをしてもらった時の総費用は「約7万」も掛かったので、間に紹介業者が入るだけでここまで違うのかって感じで少し驚いています笑
バイクガレージの点灯式
それでは最後に電気工事が完了した、バイクガレージでの「点灯式」の様子をお届けしてお別れとなります。
さて夜もふけ、辺りが暗闇と静寂に包まれてきました。
それでは早速バイクガレージに忍び込み、真っ暗の状態でシーリングライトのリモコンを押します…。(シーリングライトは昼間に取り付けて置きました)
「点灯!」
あ、明るい…!!
バイクも細部までよく見えるので、これなら整備作業し放題ですね~♪
ということで、早速ドラレコを取り付けました!笑
ちなみに壁に電源スイッチを取り付けていないので、LEDシーリングライトの「ON/OFF」はリモコン操作ですることになります。
まぁ「壁電源スイッチ」は後からでも付けられるので、もし必要に感じたら業者に依頼して取り付けようと思っています。
それでは以上で、「バイクガレージに電気を引く費用や方法」について紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~