意外と簡単にできる整地作業!
こんにちはchessinuです。
スーパーカブに乗り始めてから1年以上が経ち、そろそろ本格的な「バイクガレージ」が欲しくなってきたので購入することを決意しました。
やはり真夏の「炎天下」や真冬の「寒空の下」で、バイクのメンテナンス作業なんて絶対にやりたくないですからね。笑
それでとりあえず購入するバイクガレージは決めたので、それを建てるための場所を「整備(整地)」しなければなりません。まぁこの手の作業は専門業者に任せても良かったのですが、色々な理由があり「DIY」で行うことにしました。
ということで、今回はそのバイクガレージを建てる場所の「整地作業の方法」を紹介した記事となっています。
ただし素人が行った整地作業ですので、「こんな風にやったんだなぁ」程度の感じで参考にしてみてください!
関連記事
ちなみに後からバイクガレージに「電気工事」や「DIY棚作り」も行ったので、そちらの記事も合わせて参考にしてみてください。
設置するバイクガレージと土地(場所)の紹介
バイクガレージについて
設置するバイクガレージは「タクボ物置のバイクシャッターマン(BS-2929WH)」で、基礎にブロックを使用して組み立てる「床付きタイプ」のバイクガレージです。
また建物自体の大きさは、横幅(間口)が「2m90cm」・奥行きが「2m99cm」・高さが「2m57cm」となっています。
ただし設置するには、横幅と奥行きにそれぞれ「20cm」ほど余裕をもたせる必要があるので、横幅「3m10cm」・奥行き「3m20cm」のスペースを確保して整地作業を行います。
設置する地面について
それではなぜ「床付きタイプ」のバイクガレージを選んだのかと言うと、設置する地面が「土」だからです。
下がコンクリートであれば「土間タイプ」を選んだのですが、地面が土なので土間タイプにするには、割りと費用のかかる「基礎工事」が必要になります。
しかし床付きタイプであれば、下にブロックを並べて基礎を作るので土でも問題ありません。
ただし地面が土のままだと少し安定性に関して心配なので、砕石を敷いて「転圧」をすることにしました。
砕石を転圧する厚さについて
ネットで色々と調べてみた所、基本的には「5~10cm程度の厚さ」があれば良さそうな感じです。
設置する場所の土自体も全くフカフカしておらず、結構しっかりとしていて固いので、今回は最低ラインの「5cm」の厚さを目標に砕石を転圧をしていきます。
DIYで整地作業を行う理由
それでは次に「なぜ専門業者に頼むのではなく自分自身(DIY)で整地作業を行うのか?」という事についてですが、理由はシンプルに「お金」です。
自分の場合はバイクを保管するための「バイクガレージ」を設置するので、その見積もり費用を複数のホームセンターやネット業者などで出してもらいました。
するとどこの業者でも、「ガレージ本体費用+ガレージ組立費用+整地費用」が基本的な総費用になる感じで、その「整地費用が約6~10万円」ぐらいかかります。
バイクガレージ自体は専門業者に建ててもらう予定なので、「ガレージ組み立て費用」に関しては提示された金額を素直に受け入れることがデキましたが、「整地費用」に関しては個人的にちょっとありえないくらい高い感じ…。
そして実際に自分で道具や材料にかかる総費用を計算してみましたが、やはり提示された金額の「半分以下程度」で済むことが判明しました。(しかも簡単に作業できそう)
もちろん業者側の「人件費」や「手間賃」も含まれているので割高になるのは仕方がないのですが、しかしそれにしても高い…高すぎる!
という理由から、土地整備費用にお金をかけるぐらいなら自分で土地整備作業を行って、その浮いた分のお金をガレージの「オプション費用」や「電気工事費用」に充てることにしました。
まとめ
- 土地整備(整地)費用が高い
- 自分で作業すればかなり安く済む
- 意外と作業は簡単にできる感じ
整地作業の流れ
ガレージや物置を設置する前に行う「整地作業の一連の流れ」は以下のとおりです。
- Step1 – 設置スペースの確保
- バイクガレージを設置する場所を確保します。
- Step2 – 除草
- 除草剤を散布して処理します。
- Step3 – 水平を出す(取る)
- 設置する地面を水平にします。
- Step4 – 砕石の転圧
- 設置する場所に砕石(砂利)を敷いて、その上から転圧して地面を固めます。
整地作業で使用した物(道具&材料)
今回の整地作業で使用した物は以下のとおりです。
- 電動ブレーカー
- 除草剤&噴霧器
- バケツ&ホース
- 砕石&転圧機(プレート)
電動ブレーカー
バイクガレージを設置する場所に古い汲み取り式のトイレがあり、その土台の基礎部分のコンクリートを斫(ハツ)りするのに使用します。
ちなみにこの電動ブレーカーは、建設機械レンタル会社から約2,000円/日で借りました。
除草剤&噴霧器
古いトイレを壊した後、その周辺に草が生えてこないように噴霧器で除草剤を散布します。
バケツ&ホース
バケツとホースを使用して、バイクガレージ設置面の水平を出します。(水盛り水平器・水盛り管)
ちなみにネットやホームセンターで売っているような水平器を利用しても良いのですが、一辺が2~3m程度の小規模の広さであれば、こちらの「水盛り水平器」の方が正確に水平を出せるそうです。
砕石&転圧機(プレート)
設置する場所に砕石を敷いて、その上から転圧機をダダダダっとかけて地面を固めていきます。
本来であれば締まりの良い「砕石C-40(0~40mm)」を使用したかったのですが、どこのホームセンターへ行っても「C-40」が売っていなかったので、仕方なく「C-30(0~30mm)」で妥協しました。
砕石量に関してですが、砕石袋(20kg)に「1㎡辺り3袋で厚さ(深さ)5cm」と記載されており、自分の用途は「10㎡×厚さ5cm」なので「50袋」購入しておきました。(転圧すると圧縮され、厚さが減少することを考慮して多めに購入)
ということで、こちらの砕石C-30を50袋(10,000円)購入し、ホームセンターで借りた軽トラに載せて家まで運びました。
ちなみに業者専用の場所では「C-40」が売っていたのですが、購入するには自己所有の軽トラが必要だったりフォークリフト?の操縦資格がうんたらかんたらと、いくつかの条件があるようで結局駄目でした。
また、転圧作業を行う転圧機(プレート)に関しては、建設機械レンタル会社から約2,000円/日で借りることができました。
総費用
整地作業にかかった総費用は以下のとおりです。(ホース、及び除草剤や噴霧器などは、家にあったものを使用したので0円で計算しました)
業者に頼むと「6~10万円」もかかってしまう費用が、自分で整地作業を行えば多く見積もっても「約2万円程度」で済んでしまうので、半額どころの比ではないくらい安いですね!
ただし体力と時間は消費してしまいますが…達成感はあります笑
- 電動ブレーカー
- 2,000円
- 転圧機(プレート)
- 2,000円
- 砕石(C-30)×50袋
- 10,000円
- その他の出費
- 2,000円
- 合計
- 約16,000円
設置スペースの確保と除草作業
それでは、ここから実際にバイクガレージ設置のための「整地作業」を行っていきます。
先ほど紹介したとおりバイクガレージを設置する場所には、現在では全く使用していない汲み取り式のトイレが建っています。
なのでそれを自分で取り壊して、バイクガレージの設置に必要なスペース(土地)を確保する必要があります。
ただしいきなりトイレを破壊するのは何か罰が当たりそうな気がしたので、神主さんに清めの儀式?をお願いしました笑
清めの儀式が終わった後に、ハンマーやノコギリなどで解体作業を行っていきます。
上の建物部分は力技で除去できましたが、残る基礎部分に関してはおそらくコンクリートなので、建設機械レンタル会社から「電動ブレーカー」を借りて斫(ハツ)り作業をします。
そして斫り作業によって出たコンクリートガラを、トイレの汲み取り部分に詰めこんでおきます。
その後、軽く除草剤を噴霧器で散布して、バイクガレージ設置のためのスペース確保作業は一旦終了となります。
ちなみに井戸やトイレを壊す際の段取りに関しては、別の関連記事で紹介していますので合わせて参考にしてみてください!
水平を出す(取る)
それではバイクガレージの設置スペースが確保できたので、今度はその場所の「水平を出す」必要があります。
地面の水平を出す理由としては、その上にガレージを設置する際に斜めになってしまうのを防ぐということが挙げられます。
なので、なるべく正確に水平を出せればいいとは思いますが、結構それが難しかったりするんです!
ただし実際にバイクガレージを設置する際に、業者側の方で「厚さの違うブロック」や「砂利」などを使用して後からでも水平を正確に調整できるので、まぁそこまで神経質にならなくても良いと思います。
(というか、そんな完璧な水平なんて素人には出せないです…。)
水平を出す方法
水平を出す方法は基本的に以下の3種類があるそうです。
- 水平器を使用する
- セオドライトを使用する
- 水盛り水平器を使用する
一般的な水平器?と言って良いのかわかりませんが、素人でも思いつく下の画像の様なタイプの水平器を使用して作業を行う方法があります。
このタイプの水平器は、「測定する距離が短い場合」に使用するそうです。
では「測定する距離が長い場合」はどうするのか?ということですが、その場合には「セオドライト」と呼ばれる、水平・垂直の角度を測定する精密光学計測機器を使用するそうです。(めちゃくちゃ高価)
今回のような3メートル四方程度の小規模ガレージであれば、どの方法で水平を出し作業を行っても特に問題は無いようですが、ネット上にはホースとバケツを利用した「水盛り水平器」で作業を行った方が「水平精度が上がる」、なんてことが書かれていたのでこちらで作業を行ってみました
水盛り水平器(水盛り管)
水盛り水平器に関しては、他のサイトや動画でプロが詳しく紹介しているのでそちらを参考にしてみてください。
なのでここでは簡単な紹介だけをします。
やり方はとてもシンプルで、水を入れたバケツをガレージ設置場所の中央に配置し、そこに透明なホースを入れて4隅までの水平を測定していくだけです。
なぜこんな事で水平が出せるのかと言うと、中学・高校物理で習った「サイホンの原理」というものを利用しているからです。
ちなみに「TRICK」というドラマ内でも、こちらの「サイホンの原理」を利用したトリックが出てきたりします笑
とにかく簡単かつ楽にできるのでオススメの方法です。
砕石(砂利)の転圧
水平を出したら砕石を敷き、その上から「転圧作業」を行っていきます。
まず4隅の棒に付けた印(水平の位置)をそれぞれ水糸で結び、目安となる水平な線を作ります。そしてそこに畑から掘ってきた土を入れて、地面が水平になるようにします。
本来であればこの土の状態で一度転圧作業をしておくべきでしたが、面倒くさかったのでスルーしました笑
土を入れてある程度地面が水平になったら、水糸を4隅の棒に付けた印から目標の厚さ5cmほど上に移動させ、それを目安に砕石(C-30)を敷いていきます。
全体的に砕石を厚さ5cm程度敷いたら、いったん水糸を外しておきます。
そして、事前に建設機械レンタル会社から借りてきた転圧機を使用して「砕石の転圧作業」を始めます。
ちなみにガーデニングホースなどで水を軽く散布しながら転圧することで、より固く締まるそうです。
転圧前はこんな感じで大小の石がゴロゴロしていましたが…
転圧後は圧縮されて綺麗な平になっています。
当然のことながら転圧後は砕石が圧縮され、敷いた5cmより数cm下がっていました。
なのでもう一度先ほどの印で水糸を結び直し、砕石を敷いて転圧をかけ、全体的に「厚さ5cm」になるまで繰り返します。ただ繰り返すと言っても2~3回程度で十分でした。
後は全体を見渡して低い所があれば、そこに砕石を敷いて転圧をかけて完成です。
ちなみに完成後に4隅の棒を抜いたら浅い穴が空いてしまったので、砂利を詰めてそこだけ軽く転圧しました。
まぁ正確にきっちり水平とまではいきませんが、素人作業の割りには綺麗にできたのではないでしょうか?笑
後日談
実際にバイクガレージ設置をしてもらった業者の人からも、綺麗に転圧できているとお褒めの言葉をいただきました。
あとは業者側で「ブロック」や「土」を使用して水平を微調整するので、こちら側できっちりと正確に水平を出す必要はないと思います。
まとめ
転圧作業が完了して1週間後、無事にバイクガレージが完成しました!
まだ中を何も整理していませんが、とりあえずこんな感じで荷物を詰め込んであります。
作業を行った感想
実際にガレージ設置のための整地作業を行ってみて分かったのが、「お金に余裕があるなら業者に任せた方が良い!」ってことです。
いやー思っていたより大変でした笑
ほぼ一人で全ての整地作業を行ったということもあるのですが、3メートル四方程度の敷地を綺麗にするだけでも結構な労力でしたね。
これを業者に頼むと費用がかかる意味が理解できました笑
まぁ自分の場合はトイレの取り壊し作業などがあったので、余計に体力と時間を費やした感じもしますが…。
次の記事では、実際に設置したタクボのバイクガレージについて紹介します。(予定)
さようなら~