Monkeyの進化と真価
こんにちはchessinuです。
2018年に発売されて以来、国内外で絶大な人気を誇る「Monkey125」。
そのMonkeyのモデルチェンジが2021年に行われ、更に性能アップして乗りやすくなりました。(ただし人気もアップして更に入手困難に…)
今回はその新型Monkey125(JB03)の乗り出し価格や維持費用などについて紹介をしているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
新型モンキー125(JB03)の紹介
- 初代モンキー
- カラーバリエーション
- 車両本体価格
- スペック・機能
- エンジン音
- 乗車姿勢・足つき
- 納期の目安
- バイクを探す方法
初代モンキー
1961年(昭和36年)に、現在のモンキーの原型となっている「モンキーZ100」が誕生しました。
それで元々このモンキーZ100は、東京都日野市にあった「多摩テック(1961~2009)」という遊園地のアトラクション用に作られた乗り物だったのですが、欧州向けのホンダPR車両として少数生産したところ、イギリスやフランスを中心に大きな反響があって本格的な生産が始まったそうです。
カラーバリエーション
まぁなんやかんやあって時は流れ、初代モンキーが誕生してから約57年後の2018年7月12日に「モンキー125(JB02)」が発売されました。
なお発売当初のカラーバリエーションは、「パールネビュラレッド」と「バナナイエロー」との2色展開となっています。
そして発売から約一年後の2019年7月26日に、新色として「パールグリッターリングブルー」が追加されました。
更に約九ヶ月後の2020年4月3日に、新色として「パールシャイニングブラック」が追加され全4色展開となりました。
それでモンキー125(JB02)の発売から約三年後の2021年9月27日に、初の「モデルチェンジ」が行われ、それに伴い車両型式もJB02から「JB03」に変更されました。
なおカラーバリエーションは「パールネビュラレッド」、「パールグリッターリングブルー」、「パールシャイニングブラック」の全3色展開となっていて、旧型(JB02)と使用している色は同じですがデザインは異なっています。
車両本体価格
新型モンキー125(JB03)の車両価格は税込で「44万円」となっています。(車体色による価格差はなし)
なお以下は参考までに、ホンダの同排気量帯バイクの税込価格をまとめてみました。
車種名 | 価格(税込) |
PCX125 | 357,500円 |
グロム125 | 385,000円 |
スーパーカブC125 | 440,000円 |
CT125・ハンターカブ | 440,000円 |
ダックス125・ST125 | 440,000円 |
CB125R | 473,000円 |
スペック・機能
新型モンキー125(JB03)のスペックや機能について、簡単に紹介しているホンダの公式動画があるのでぜひそちらも参考にしてみてください。
なお新型モンキー125(JB03)の更に詳細なスペックが知りたい方は、ホンダ公式サイトにて確認しておいてください。
【ホンダ公式サイト】
エンジン音
ホンダの公式動画で新型モンキー125(JB03)の「エンジン音(排気音)」を紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。(イヤホンまたはヘッドホン推奨)
乗車姿勢と足つき
ホンダ公式サイトで、新型モンキー125(シート高776mm)の身長別「ライディングポジション&足つき」を紹介しています。
こちらは日本人男性の平均身長170cmにおけるライディングポジション&足つきです。
こちらは日本人女性の平均身長160cmにおける&ライディングポジション&足つきです。
なお足つきや車体の取り回しについて詳しく紹介している動画があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
納期の目安
新型モンキー125(JB03)の元々の人気に加え、「コロナ」や「バイクブーム」などの社会的な影響もあり、余計に入手困難な状況になっています。
なので納期については「全く不明」としか言いようがありません。
ただしSNSなどで調べてみると、注文から納車までのだいたい目安として「6ヶ月」ぐらいかかるような感じですが、運(タイミング)が良ければ1~2週間ぐらいで手に入る可能性も…?
バイクを探す方法
ネット上でバイク(新型モンキー125)を探す方法は色々とあり、例えば大手車両検索サイトの「グーバイク」や「バイクブロス」を利用すれば、全国にある「新車&中古車」の情報を見ることができます。
【グーバイク公式】
またホンダドリームネットワークを利用して、全国のホンダドリームにある「新車在庫」を探すこともできます。
他の方法としては実際にバイク販売店へ行き、そこで色々な情報を聞くことも大事だと思います。
というのもバイク屋は「横の繋がり」が必ずあるので、仮に自分の店にお目当てのバイクが置いてなかったとしても、他の店に置いてあれば教えてくれる可能性があるからです。
また車両検索サイトには載せていないバイク屋もあるので、意外とそういう店の方が入荷に関しての穴場だったりします。
他にもバイク屋によっては「見込み発注」をしている可能性があるので、それを狙うのも大事な戦略の一つです。
新型モンキー(JB03)と旧型モンキー(JB02)の比較
それで先ほど紹介したとおり、モンキー125には旧型モデルの「JB02」と新型モデルの「JB03」があり、当然のことながらそれぞれスペック(仕様)が異なっています。
ただし旧型(JB02)と新型(JB03)で何が変わったのか微妙にわかりにくいので、ここでは両車の違いについて簡単にまとめてみました。
- 外観
- カラバリ
- 変速方式
- ABS
- エンジン
- その他
- 比較参考動画(おまけ)
外観
まず塗装面に関してはスイングアーム、ヘッドライトステー、ホイールの色が「ブラック」に変更。
そして燃料タンクの塗装は旧型モンキーが「ホワイト」とブルーのツートンカラーなのに対し、新型モンキーは「シルバー」とブルーのツートンカラーになっています。また色だけではなく全体的な「デザイン」も変更されているのが確認できます。
あとはエンジンの形状とハンドルが若干手前に絞られているぐらいで、見た目に関しては「塗装」を除けばそこまで大きな変化はない感じです。(車体サイズもほぼ同じ)
カラーバリエーション
新型モンキー125(JB03)のカラーバリエーションは、旧型モンキーの「黄色(バナナイエロー)」を抜いた3色展開となっていますが、いずれ黄色も出るだろうとネット上では予想されています。
エンジン
新型モンキーは排ガス規制に対応した新設計のエンジンを採用したことで、旧型モンキーから最高出力(馬力)や最大トルクを下げることなく「燃費」が向上し、またそれに伴いボアストローク比も旧型モンキーより「ロングストローク化」したことで、低中回転域からのトルクフルな力強い走りに期待ができる感じです。
旧型(JA02) | 新型(JA03) | |
---|---|---|
燃費(WMTC) | 67.1km/L | 70.0km/L |
最高出力 | 9.4ps/7000rpm | 9.4ps/6750rpm |
最大トルク | 1.1kgf・m/5250rpm | 1.1kgf・m/5500rpm |
ボア×ストローク | 52.4mm×57.9mm | 50.0mm×63.1mm |
圧縮比 | 9.3 | 10.0 |
変速方式
旧型モンキーはMT4速だったのですが、新型モンキーからは「MT5速」になりました。
ABS
旧型モンキーはABSが有るモデルとABSが無いモデルを選べたのですが、新型モンキーからはABSは「標準装備」になりました。(フロント1チャンネルABS)
その他
以下は旧型と比較した新型の特徴です。
- シート高が1mm高い
- ホイールベースが10mm短い
- 車両重量が3.0kg軽い
- オイルフィルター追加
- 純正グリップヒーター追加(別途料金)
- 車両本体価格は旧型と全く同じ
参考動画(おまけ)
新型モンキー(JB03)と旧型モンキー(JB02)を比較した分かりやすい動画があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
乗り出し価格の紹介
今回は「ホンダドリーム」における新型モンキー125(JB03)の乗り出し価格を紹介しますが、基本的にはどこで購入しても最終的な金額に「大きな差はない」と思います。
やはりこの新型モンキー125はとても人気のあるバイクなので、販売する側としてもそこまで「大きな値引き」をしなくてもどんどん売れますからね…。
なお以下の乗り出し価格は店舗独自の「値引き」や「オプション」などは入れておらず、あくまでも「フラット」な金額で計算をしてあります。
- 車体本体価格 : 440,000円
- 非課税 諸費用 : 10,590円
- 課税 諸費用 : 20,350円
- 任意保険料 : α
- 合計金額 : 470,940円+α
乗り出し価格について
最終的な乗り出し価格は、合計金額に各自で入る「任意保険料」をプラスして考えます。
ちなみにまだどのバイク保険にするのかをまだ決めていないのであれば、大手企業のSBIホールディングスが運営している、各保険会社の「バイク保険プラン内容の比較をしてくれるサービス」も有るので利用してみてください。
非課税諸費用の内訳
非課税諸費用の内訳は「自賠責保険」で、今回は「3年分(10,590円)」で計算をしてあります。
なお以下は125cc以下の自賠責保険料です。(参考までにどうぞ)
- 12ヶ月 : 7,070円
- 24ヶ月 : 8,850円
- 36ヶ月 : 10,590円
- 48ヶ月 : 12,300円
- 60ヶ月 : 13,980円
課税諸費用の内訳
課税諸費用の内訳は「手続き代行費用(18,700円)」と「(G)グッドライダー防犯登録費用(1,650円)」を合わせた金額となっています。
なお先ほどの非課税諸費用はどこで購入しても金額は同じなのですが、こちらの課税諸費用は各店舗によって手数料が異なるので「数千円程度」の差が生じます。
ただし手続き代行費用に関しては、自分で役所にナンバー登録の手続きに行けば「0円」になる場合が多いので、基本的にほとんどの人は自分でやります。(ただしここは店の収入源になる費用なので断られる場合も有り)
またグッドライダー防犯登録は何なのかということですが、要は警察のデータベースに加入者とバイクを登録しておくことで、盗まれた時に見つけやすくする「防犯システム」に登録するかどうかってことです。
登録すると下に番号が入ったステッカーが貼られます。(画像では番号を消しています)
ちなみにグッドライダー防犯登録は「任意」なので入らなくても良いのですが、基本的には入るように促されます。
まぁそこら辺はそれぞれのご判断で。
維持費用の紹介
新型モンキー125(JB03)を含む原付二種の、購入初年度にかかる維持費用の項目をまとめると以下のとおりになります。
ただし維持費用というのは所有者の乗り方や環境により大きく異なるので、あくまでも「ある一つの例」という感じで参考にしてみてください。
- 軽自動車税 : 2,400円
- ガソリン代 : 11,400円
- メンテナンス費用 : 10,000円
- 法定12ヶ月点検費用 : 11,000円
- 駐車場代 : β
- 合計金額 : 34,800円+β~
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険料と任意保険料に関しては、先ほど計算した乗り出し価格に含まれているので、維持費用からは差し引いて考えてあります。
軽自動車税
軽自動車税は「4月1日時点」においてバイクを所有している場合に発生する税金で、毎年4~5月に各市区町村から納税通知が所有者のもとに届き、「5月末日」までにコンビニや金融機関等を利用して納税を行う必要があります。
まぁ「節税対策」として3月に納車ができる場合でも、意図的に4月2日以降にずらして「登録」してもらう人もいたりします。
ガソリン代
新型モンキー125の燃費(WMTCモード値)は「70.0km/L」で、平均的なライダーが1年間に走行する距離を「5,000km」と仮定し、更にガソリン価格を「160円/L」で計算をしてみました。
- 燃費 : 70.0km/L
- 年間走行距離 : 5,000km
- ガソリン価格 : 160円/L
5000km÷70.0km/L=71.4L(5000km走るのに必要なガソリン量)
71.4L×160円/L=11,424円(5000km走るのに必要なガソリン代)
まぁモンキー125はめちゃくちゃ「燃費の良いバイク」なので、現在のガソリン価格が高騰しているご時世を考えると非常に有り難いですね…。
メンテナンス費用
購入初年度に必要なメンテナンスは人によって多少異なりますが、基本的に「オイル交換&フィルター交換」と「チェーン調整」ぐらいだと思うので、それを基準にして「ホンダドリーム」で作業を行ってもらった場合の工賃(部品代別)を調べてみました。
- エンジンオイル交換 : 800円
- オイルフィルター交換 : 600円
- ドライブチェーン調整 : 1,400円
仮にエンジンオイルの交換を年3回、エンジンオイルフィルターの交換を年1回、ドライブチェーンの調整を年2回ほど行ったとすると、購入初年度のメンテナンス費用は「約10,000円~」ぐらいになります。
ちなみにホンダドリームの作業工賃に関しては、以下の公式リンクを参考にしてみてください。
12ヶ月点検(法定点検)
ホンダの新車バイクには「2年間」のメーカー保証が付帯されるのですが、その保証修理(メーカー保証)を受けるためには、有料の「法定12ヶ月点検」をバイク屋(基本的には購入店舗)で行う必要があります。
それでその新型モンキー125の12ヶ月点検費用に関してですが、以下のホンダドリーム公式サイトの情報を参考にして、Bコースの「11,000円~」で計算をしました。
年間維持費の結論
年間維持費用はバイク所有者の環境によっても異なりますが、基本的に初年度の維持費用は「5万円前後」ぐらいを目安に考えておけば良いと思います。
その他の費用
新規でバイク(Monkey125)を購入する人は、事前に最低限の「バイク用品」を揃えておく必要があります。
- ヘルメット
- バイク用グローブ
- プロテクター
- バイクカバー
ヘルメット
納車前にヘルメットを用意しておく必要があるのですが、初めてバイクに乗る場合にはどれを購入したら良いのか迷ってしまうと思います。
なので別の記事にてヘルメットの種類や選び方について紹介してあるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
バイクグローブ
これに関しては特に装着義務はないのですが、できればバイク専用のグローブは用意しておいた方が良いと思います。
ということで自分が使用している「デイトナ製バイクグローブ」を紹介した記事があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
プロテクター
プロテクターに関しても装着義務はないので、必要に応じてという感じになります。
バイクカバー
バイクを保管するためのガレージがない場合には、「防犯」や「風雨除け」のために必ずバイクカバーを用意しておいた方がいいと思います。
終わりに
大人気バイクの新型Monkey125は納車されるまでに時間がかかる可能性が高いので、それを待っている間に色々と準備をしておくと良いと思います。
まぁバイク用品を見ているだけでもワクワクしますからね。笑
それでは以上で「モンキー125(JB03)の乗り出し価格や維持費」について紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~