メモリを増設してストレスから解放!
こんにちはchessinuです。
この記事ではノートパソコン(PC)のメインメモリ(RAM)を増設する方法を、画像を用いて詳しく紹介していきます!
今までPC関係に興味がなかった人や、興味はあったけど実際に作業をしたことが無かった人にとっては、「メモリの増設」なんて聞くと凄く難しそうに思えるかも知れません。
しかし実際にメモリの増設作業をしてみると、むしろ簡単過ぎて「え、これでいいの?」という感じに拍子抜けするレベルですのでご安心ください。
必要な物を用意したら、メモリ増設作業自体は「大体10分程度」で完了します。
とても簡単なメモリ増設作業をするだけで動作速度が改善され、ノートパソコン上での様々な作業時におけるストレスもかなり軽減されます。
そして何より今現在、メモリがとにかく安い!
という訳でこの機会を逃さないよう、皆さんもぜひこの記事を参考にしながら「メモリを増設」してみてください!
メインメモリ(RAM)を増設するメリット
そもそもPC関係に余り興味がなかった人にとっては、「メインメモリ(RAM)とは一体何なの?」っていう感じだと思います。
なので簡単にですがここで説明させていただきます。
メインメモリ(RAM)とは、何かを作業する時の「机の大きさ(広さ)」だと思ってください。
当然「机の大きさ」が大きければ大きいほど、作業をするスペースは広くなりますよね。すると様々な作業を同時にこなしやすくなり、小さい机で作業するのと比較すると動作・作業速度が上がり作業効率も上がります。
メインメモリ(RAM)も全く同じです。
一般的に容量が増えれば増えるほど、同時に様々な作業をしていても容量が少ないメモリと比較して動作・作業速度があがり作業効率も良くなります。
この作業机に例えるという説明方法はどこで調べても出てくるような、本当に使い回されたコテコテのテンプレート的な物ですが、これが一番イメージが掴みやすく理解しやすいと思います。
まぁだからどこで調べても使用されているんですね(笑)
ちなみに自分もメモリを増設して、記事作成や動画編集作業での体感速度がかなり改善したおかげで、ストレスが軽減されて楽になりました。
増設するメインメモリ(RAM)の選び方
では次に増設するメモリの「選び方」はどうしたら良いのか?という事に関してですが、「同じ規格(DDR)」&「同じ容量(GB)」のメモリを使用します。
更に「相性」などの観点から考えて確実性を求めるならば、同じメーカー製品という条件をプラスするとなお良いかと思います。
例えば現在挿して使用しているメモリが
- Samsung製(メーカー)
- DDR4(規格)-2133
- 8GB(容量)
であるならば、増設するメモリも全く同じ「Samsung製」の「DDR4-2133」で「8GB」のメモリを購入して取り付けます。
理想を言えば、現在取り付けてあるメモリと「全く同じ型番のメモリ」を取り付けるのが良いです。
デュアルチャンネル(デュアルチャネル)について
それでメモリを選ぶ際に少しだけ補足事項があります。
何かというと「デュアルチャンネル(デュアルチャネル)」という概念(理論)についてです。
デュアルチャンネル(デュアルチャネル)とは何なのかを簡単に言うと
「ある条件のメモリ」を「ある条件で挿す」ことによって、CPUやメモリのデータ処理速度を(理論上)速くすることが出来るという感じです。
まぁ実際に自分のノートパソコンもデュアルチャンネルにしてあるのですが、劇的に何かを感じられたとかではないので、何とも言えない感じなんですが…まぁ「気休め程度」って感じです(笑)
ある条件
それで「ある条件」に関してですが、以下の様な「条件」を満たすとデュアルチャンネルにすることができます。
同じ規格
「DDR4」と「DDR4」同士ならばOK。
例えば「DDR4-2133」と「DDR4-2400」の様に、「規格が同じ」で「動作周波数が違う」メモリ同士でもOK。
しかし「DDR4」と「DDR3」の様に、規格自体が違うメモリ同士では当然駄目です。
まとめると「DDR●-▲▲▲▲」の▲は数字が違っていても良いのですが、●は必ず同じ数字でなくては駄目です。
同じ容量
これは単純に現在挿してあるメインメモリ(RAM)の容量が8GBならば、同じ8GBのメモリを挿し4GBならば4GBのメモリを挿すということです。
例えば「DDR4-2133 8GB」と「DDR4-2133 8GB」ならokで、「DDR4-2133 8GB」と「DDR4-2133 4GB」では駄目ということです。
また「DDR4-2133 8GB」と「DDR4-2400 8GB」の組み合わせでも、デュアルチャンネルとして認識します。
まぁでも通常は「規格」と「動作周波数」は揃えて組み合わせます。
規定のメモリスロットに挿す
面倒くさいようですが、マザーボード上のメモリスロットに挿す際にも以下の様な条件があります。
「第1メモリスロット」と「第3メモリスロット」、「第2メモリスロット」と「第4メモリスロット」にそれぞれ挿します。
基本的にノートパソコンにはメモリスロットが「2つ」しか無いので、気にせず空いてるスロットに挿し込めば良いです。
自分のように自作PCなどを使用している方は、「4つ」のメモリスロットがあると思うので挿し方には気を付けなければいけません。
まとめ
まぁ長々と説明しましたが、デュアルチャネルにするのに一番簡単な方法は「現在使用しているメモリと同じメモリを購入して、空きスロットに取り付ければデュアルチャンネルになる!」
という感じです。ちなみに「違うメーカーのメモリ同士」を組み合わせても、デュアルチャンネルとして認識するので大丈夫です。
メインメモリ(RAM)を確認する方法
それではメインメモリ(RAM)を増設するにあたり、現在自分が使用しているメインメモリ(RAM)の型番や容量などを確認する必要があります。
確認する方法は色々とありますが、ここでは一番有名で分かりやすい「CPU-Z」というソフトウェアをPCにダウンロードして使用する方法を紹介します。
ダウンロード方法
ではまず始めに「CPU-Z」のファイルがある【CPU-Z.com】というサイトに行きます。
サイトに行ったら、「SET UP English」か「ZIP English」のどちらかお好きな方を選択してダウンロードします。
通常はSET UPの方で良いかと思いますが、まぁどちらでも大丈夫です。
ダウンロード後に行うこと
ダウンロード後に、使用しているメモリ確認のために以下の作業を行います。
- メインメモリ(RAM)の型番と容量を確認
- マザーボード上でのメモリの空きスロットを確認
メインメモリ(RAM)の型番と容量を確認
型番を確認
ダウンロードしたらプログラムを実行します。
するとこの様な画面が表示されるので、「SPD」と書かれているタブを選択し、そして「Part Number」という項目で現在使用しているメインメモリ(RAM)の型番を確認します。
自分の場合だと「16ATF2G64AZ-3G2E1」が現在使用しているメモリの型番になります。
容量(GB)を確認
現在使用しているメインメモリ(RAM)の容量が何GBなのかを確認します。
先程と同じ「SPD」タブを選択した画面上に「Module Size」という項目があるので、そちらで容量を確認してください。
通常の場合ですと、ほとんどのノートパソコンでは4GBもしくわ8GBのメインメモリが使用されているかと思います。
マザーボード上でのメモリの空きスロットを確認
そもそも使用しているノートパソコンのマザーボード上での「空きスロット」が無いと、メモリを増設する事が出来ないので事前に調べておきます。
先程と同じ様に「SPD」タブを選択した画面上で、下の画像の矢印が指している場所の「Slot」項目を選択すると、使用しているノートパソコンの空きスロット数がわかるのでそこから確認してください。
ちなみに現在自分が使用しているデスクトップPCの場合ですと「Slot#4」となっているので4つのスロットがあり、現在2つのメモリを挿している状態なので空きスロット数は4-2=2で2つとなります。(あと2つメモリを挿すことが出来ます)
空いているスロットでは、画像の様に何も情報が書かれていない状態の画面が表示されます。
まぁ通常の場合、ほとんどのノートパソコンにはスロットが2つあります。
1つは出荷時からのデフォルトで取り付けられているメモリがあるので、実質現在の空きスロットは1つになっているかと思います。
メインメモリ(RAM)増設作業に使用する道具
実際にメモリの増設作業をしていく前に、今回使用する道具を簡単に紹介します。
- ノートパソコン
- 精密ドライバー
- 静電気防止手袋
ノートパソコン
メーカー | 東芝(TOSHIBA) |
---|---|
製品名 | dynabook R93/PB PRB93PB-BHA |
CPU | Intel Core i7-4710MQ 2.5GHz |
メモリ | 8GB |
SSD | 256GB |
発売日 | 2015年1月15日 |
まずはメモリを増設するノートパソコンについてです。
5年前に購入したノートパソコンですが、今現在でもスペック的には何も問題なく使えています。
ただしやはりメモリ8GBがちょっと気になりますね。しかしこれに同じメモリを取り付ければ2倍の16GBになるので、だいぶ編集作業などで余裕が出来ます!
精密ドライバー
メモリを取り付けるには、ノートパソコンの蓋を留めているネジを外す必要があります。その際に使用するのがこの「精密ドライバー」です。
自分は100円均一ショップで購入しましたが、特に問題はありませんでした。
ただしドライバーのサイズに関しては、各自お使いのノートパソコンによって使用しているネジの大きさが違うと思いますので、ドライバーのサイズをこちら側で指定をすることは出来ません。
各自でお使いのノートパソコンに合うサイズを探してみてください。
静電気防止手袋
PCのマザーボードなどを触る場合には「静電気防止手袋」をした方が良いです。
というのも、ちょっとした静電気でも回路全体にダメージが行き、データどころか最悪の場合起動すらしなくなる可能性もあります。
特に冬場での作業では静電気などが発生しやすいので十分気を付けましょう。
メインメモリ(RAM)増設作業の手順
メモリ増設作業手順は以下の様になります。
- 電源を落としバッテリーを抜く
- ノートパソコンのカバー蓋のネジを外す
- メインメモリ(RAM)を取り付ける
以上です。とても簡単に出来ますので、早速取り付け作業をしていきましょう!
なお万が一に備え作業する前に、大事なデータ等のバックアップを必ずしておいてください
電源を落としバッテリーを抜く
まず最初にノートパソコンの電源を落とした後、USBなどで繋がっているデバイス(機器)がある場合は外しておきますす。
そしてノートパソコンに何も接続されていないことを確認したら、バッテリーを外します。
ノートパソコンのカバー蓋のネジを外す
次に精密ドライバーを使用して、ノートパソコンのカバー蓋のネジを外していきます。
ノートパソコンのカバー蓋を留めているネジを全て外すと、パカッと外れました。赤い丸で囲ってある場所にメモリを取り付けていきます。
メインメモリ(RAM)を取り付ける
下の画像の赤丸で囲ってある所に、合わせる向きの目印になる凸凹があります。
この凸凹に合わせてメモリを奥までしっかりと挿し込みます。
横から見るとこの様な、一人で「半立ちできる状態」にします。
そしてこの状態から、グッと指で下方向に力を加えて押します。
しっかりと正しくメモリが取り付けられると、左右にある白いバーが「カチッ」と音を出して閉じます。
無事にメインメモリ(RAM)を取り付けることが出来ました!
メインメモリ増設作業終了後の確認
メインメモリを取り付け終えたら、外してあったカバー蓋をネジで留めて元の使用できる状態へ戻します。
そしてノートパソコンの電源を入れたら、再び「CPU-Z」を起動してメインメモリが正しく取り付けられているのかを確認する必要があります。
この様にきちんとメモリの情報が「Slot#2」に表示されているので、正しく取り付けが出来ていたようです!
またデュアルチャンネル(デュアルチャネル)として、正しく認識されているのかも確認します。
こちらも「Memory」タブを選択し、画面上に「Channel # Dual」と表示されているので無事取り付け成功です!
これで今までよりも快適なノートパソコン作業生活が送れます!…多分(笑)
皆さんいかがでしたでしょうか?
メインメモリ増設作業自体はとても簡単でしたよね。最初は少し戸惑ったかも知れませんが、一度取り付け作業を経験したら、今後また取り付け作業をする時は楽に出来るはずです。
ちなみに別の記事で、ノートパソコンの「CPUグリスの塗り直し作業」や「CPUファン掃除方法」などを紹介しているので、こちらの方も記事を参考にしながら行ってみてください。
以上で「ノートパソコンのメインメモリ(RAM)の増設方法」についての紹介記事は終わりとなります。
それではまた別の記事でお会いしましょう!
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